ザ・フーの歴史を振り返るドキュメンタリー映画

英国3大バンド「THE WHO」の44年の軌跡を追ったドキュメンタリー

ドキュメンタリーは、第二次大戦におけるドイツのV2ミサイルによる攻撃で、瓦礫と化したロンドンの街並みからはじまります。そして後年、“あれは運命だった”とダルトリーが振り返るメンバーとの出会い、バンドの結成、デビューへとストーリーは進行します。

華々しい表向きの姿とは対照的に、メンバー間の確執や方向性の相違などによる解散の危機など、苦悩と争いが絶えない様子が描かれています。

アルバム「トミー(1969年)」の大ヒットにより彼らの想像を超えて拡大を見せる観客層、タウンゼンドの「トミー」を超えることが義務付けられた次作へのプレッシャー、マネージャーとの決別など、成功の代償として彼らは大きな苦悩と葛藤に苛まれることになります。

そして、破壊”の反動からインドの導師へと心の拠りどころを求めてゆくタウンゼンド、親友だった運転手を事故死させてしまったことで孤独化し、アルコール依存症の治療薬の過剰摂取が原因で32歳でこの世を去ってしまうムーン…。ローリング・ストーンズやキンクスとともに、ブリティッシュ・ロックの礎を築いた彼らの闇の部分へも本作は切り込んで行き、決して順風満帆には歩めなかったバンドの姿をリアルに描き出しています。

しかし、苦難に満ちたバンドの姿を伝えながらも、本作品から溢れでるのは、なんといっても彼らの最高に弾けたパフォーマンス、そして現在も多くのロックファンを魅了してやまない極上のナンバーに他なりません。ライブ映像やインタビュー、そしてスティングやジ・エッジなど、ザ・フーを敬愛するロックスターたちのインタビューを収めた本作品を見れば、ザ・フーが最高のロック・バンドだったということが感じられることでしょう。

2002年に心臓発作で急死したジョン・エントウィッスルが、気づかせてくれたダルトリーとタウンゼンドの友情にも焦点が当てられいます。「ロジャーは全てをすべてを自分の思うようにした(by タウンゼンド)」として、バンド設立当初から対立関係にあった2人に新たに生まれた信頼関係が現在のザ・フーを支えています。

数あるロック・バンドのドキュメンタリー作品のなかでも、本作品ほどドラマチックでかつ奥が深く、心躍る作品はほかにないでしょう。数々の貴重な映像とインタビューがもたらすリアリティは何物にも代え難いものがあり、巧みな編集が映画により一層の躍動感を与えています。

しかし、本作がなによりも素晴らしいのは彼らの音楽の魅力が44年の歴史を経た現在でも色褪せることなく伝わってくることにほかなりません。「アメイジング・ジャーニー」はUKロック・ファンならず、全てのロックファン必見のドキュメンタリーといえるでしょう。

製薬会社が直接、臨床試験実施医師を雇うことは禁じられているため、治験は国立病院などの医療機関に委託されて行われます。病棟勤務(夜勤あり)と育児の両立、いわゆる看護師 ワークライフバランスの実現が困難なため、医療機関を退職してしまう方が少なくありません。